卓球・20年ぶりの再生日記

Yahoo! blogから引っ越してきました。

2006年11月

フォア側への厳しいボールに対して、右足を一歩踏み出して打つ一歩動は、再開してからいつの間にかできるようになりました。カウンターを狙うときに、厳しいコースに来たボールに対して一歩動は有効です。
ところが、バック側はショートを多用してきたせいか、一歩動という発想はあまりなかったです。シェークハンドのバックハンドを研究してみると、とくに女子選手に左足を一歩動で対処する選手が多いように思います。張怡寧のバックハンドは一歩動ですね。小西選手も一歩動を多用します。
さて、ペンで両ハンドをする場合、バックハンドの一歩動で対応できないか、と思いました。荘則棟も河野満氏も、バックハンドは左足一歩動を多用していたのではなかったかと思います。
どうやればペンで両ハンドができるのか、それも相手のドライブに対応する形で、です。一歩動はヒントになりそうな気がします。

卓球王国の最新号の記事で、河野満氏が寄稿していました。
ペンホルダーの特集です。今の時代ペンが勝てないわけがない、というのは心打たれましたね。なかなか氏の言葉を読む機会がなかったので、たいへんうれしかったです。昔は、あこがれて両ハンドの練習をしたものです。
その中で、重要な打法の一つに「押してかぶせる打法」が紹介されていました。このところ、いわゆる楕円打法に感化されてきましたので、なかなか難しいかな、というのが本音です。
押してかぶせる打法は、台から少し離れてナックルで押し込む感じなのでしょう。前陣のショートだとチャンスボールになるから、両ハンドで振ってプレッシャーをかけていく戦法と理解しました。
確かに河野氏の現役の頃は、高い位置でラケットを構えて打球後に肘をあげてねじり込むようなフォアハンドの写真をよく見かけました。バックハンドも原理は同じでしょうが、現在、相手のドライブをバックハンドでねじ込める人は少ないでしょうね。
また次の練習で試してみようと思います。でも、最近は忙しくて、練習があまりできないのが悩みの種です。

先日の試合では、某大学のレギュラーの人と試合ができました。各セット競ったものの結局は0-3で負けてしまいました。全日本経験者とのこと、強かったです。
つくづく感じたのがレシーブ力の不足でした。絶妙なサービスでツッツキレシーブが中途半端なところに集まるようになっていて、3球目を強ドライブ、何とか止めても連続ドライブでブロックを抜かれるばかり。1セット目は台から下がってくれたので攻め込めたのですが、その後は徹底した前陣で攻めてくるあたりも、ちょっと格が違う感じでした。
レシーブは、ツッツキだけではやられてしまうので、極力フリックを入れるよう集中していました。読みすかしたように長いサービスが来たり、うまくフリックができてもそれをまたねらい打たれました。
おそらくは、ストップレシーブがうまくできないのが苦しい原因かと気がつきました。強烈な下回転系のサービスに対して安定したストップができないと、フリックも長いツッツキも効きません。
もともと、よくいう「バウンド直後」のレシーブという意識はあまりもっていませんでした。最近は、打球点を下げずに頂点を打つように心がけてきたので、その面での向上はみられます。今度は、さらにもっと早くバウンド直後まで動いてストップをする技術を身につけなければならない、ということでしょう。
難しいサービスに対してバウンド直後を打球するのはそれだけ判断の時間が短くなるということでもあります。思い切って回転を見切ることが大切ということでもあります。

姜海洋の研究をしていますが、レシーブは長いナックル系のものが多いですね。
切れた下回転に対してラケット面をかなり上にしてポコンと押し込んでいる感じですが、フィーリングが難しいですね。相手の台で沈み込む感じです。
よくよく考えてみると、ツッツキはかなり切れているか短いかにしないと攻め込まれますが、この種のレシーブであればゆっくりしたドライブが来ますので、カウンターやブロックに結びつけられます。
ツッツキとフリックの中間という感じでもあります。いままでもツッツキで埒があかないときにやってみたことはあります。が、主戦技術ではありませんでした。さっそく練習で取り入れてみようと思います。

表ソフトのペンホルダーにとって、ブロックは重要な要素です。
バックショートが中心ですが、ブロック力を高めるにはどうしたらいいか?
考えるヒントは、粒高ラバーの選手のブロックにあるような気がします。粒高の人たちのナックルショートは、低くて遅いので、どうしてもしたから持ち上げる形になる。そこで、山なりのドライブが来ればいくらでもブロックできる、という話なのかと思います。
表ソフトだとどうしても球離れの速さを利用して速く攻めたくなってしまいますが、球速の遅いナックルショートも有効かな、と思い始めました。というのも、先日、粒高の選手に痛い目に遭わされたからですが・・・
元々ナックルショートはできましたが、最近はカット性のショートで相手のミスを誘おうとしています。プッシュにこだわりすぎて、いいところが失われていたのかも知れません。ナックルショートも、快速ナックルのようなものを目指していましたが、遅いナックルショートを見直してみようと思います。

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追記です。
ゲーム練習で試してみました。止めてばかりだと、結局はぶち抜かれてしまいました。
ナックルショートは、チャンスボールと紙一重でした。低くて速いナックルを出せないとだめそうですね。

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