卓球・20年ぶりの再生日記

Yahoo! blogから引っ越してきました。

2008年05月

表ソフトを使用してますが、サービスは馬琳の気分でやってます。
ハイトスサービスで、複雑なラケットの動きで相手の目をごまかします。特に表ソフトのサービスは切れていないと思っている相手には、サービスで結構優位に立てます。
馬琳がオリンピックに向けて相当複雑なモーションを使ったサービスに磨きをかけているようです。先日のジャパンオープンの王皓戦を見ると、サービスのネットインが多いこと。一度ネットインでフェイントをかけてたり、じらしたりして、次のサービスを優位に組み立てる、といった戦術を使っているのではないかと思うくらいでした。あれだけネットインが多いと、レシーバーは消耗するように思います。

それと、回転軸が複雑だな、と思います。
通常、下回転、横回転、横上、横下とありますが、これらはボールの真上から見るとすべて1本の経線に沿って南北に軸がプロットできるます。馬琳のサービスは、さらに前方からのラケットの動きを使って、複数の経線上に軸をプロットできるようになっていて、3次元的に軸を描くことができます。
ちょっと説明が難しいのですが、最も特徴的なのはジャイロボールのような回転を作り出す方法ですが、その軸を倒したり起こしたり、また回転量やスピードなどに変化をつけると、まさに無数の回転を作ることができます。
ということで、単純な横、横下、横上に前方への動きを加えてジャイロボールのような回転軸を作ってみたら、驚くほどの効果がありました。

カット主戦型の対策です。
先日、かつて実業団でも活躍した往年のカットマンとゲーム練習ができました。
往年の、というのは、引退後は大会等には出ていない人なので。

表ソフトのカット対策を、このところ、いろいろと見識のある人に聞いて回りました。一番印象に残ったコメントは、ナックルでのカット打ちが嫌だということです。
相手の切れたカットに対しては、ループドライブや角度打ちスマッシュで一応の形にすることはできます。たいがい、1セットくらいは取って善戦はできます。たいがいやられるパターンは、切れないカットを無理に攻めていってミスするパターンです。
切れていないカットは、全然チャンスボールではありません。切れたカットは、水平にボールを飛ばせば、だいたいは相手コートに入ってくれます。しかし、切れていないカットは打球点が安定しないのと、自分から回転をつけにくくてミスが増えます。
切れていないカットに対しては、ナックルで押し込むのが正解のようです。ナックルで返せば、相手も変化をつけにくいようです。回転のかかったループや切れたツッツキに対しては、カット主戦型は分かりにくい変化をつけてきます。ナックル勝負にして、切れないカットに対して何とか五分の戦いに持ち込めて、チャンスボールや切れたカットに対して強打するパターンで総合的に勝負できます。

先日のゲーム練習では、だいぶ我慢してナックルでつなげました。やはり嫌がっていました。こちらも、球質をかなり正確に読んでおく必要があるので、神経を使います。同じナックルでも、やや上回転、やや下回転の変化でミスしてしまいます。端から見ていると、詰まらないラリーに見えてしまうのですが、やっている本人は集中した戦いが要求されているわけで、結構大変です。

それとカット主戦に対するストップも、改善の余地が大いにあります。先日の早い打球点で突っ込んでいくストップを利用できないか、研究してみたいと思います。

腹筋強化で動きに自信がついてきたので、ちょっと欲張ろうかと思い始めました。
復活後は自重していたフォアへの飛びつきです。

昔々、中高とがんばっていた頃には、フットワーク練習の他にも、回り込みと飛び付きの練習をよくやりました。フォアを大きく開けた状態を作ってフォアへボールを誘導し、それを狙っての飛びつきスマッシュです。
実際にゲーム中でどの程度こういう大技が使えるかというと、改めて考えると大いに疑問です。また、空中での打球にどの程度安定感があるのかも疑問です。たぶん、色々と改善していかなければならないとは思いますが、回り込みにキレが出てきた感じがするので、飛びつきも使えるような気がしています。
たとえば、相手のバック前やミドル前に出すショートサービスから、バック側にレシーブされたボールを回り込んで3球目攻撃するわけですが、これは1発で決まれば楽ですが、表ソフトが強打できるタイミングは限られていて、むしろドライブでつなぐことが重要です。そうすると、次はフォアに送られてくるわけで、これを狙うという組み立てです。
まったく普通の組み立てですが、大きく回り込んだり、フォアへの戻りを遅くしたり工夫をして、誘い込む戦術です。

何のことはない、ストップのことだろう、と思うかもしれませんが、ちょっと違います。
先日のジャパンオープンで、馬琳と王皓がお互いのレシーブで多用していました。馬琳は、早い打球点でガッツンと切ったストップを、王皓は、上から振り下ろすような横回転のツッツキを使っていました。
ストップレシーブがまだ身に付いていなくて、弱点の一つとなっています。市民大会レベルだと、ストップができなくてもごまかしが利きますが、その上のレベルになると致命的です。
改めてトップ選手のストップを見ると、本当に早い打球点です。ただ、ゆっくりとインパクトするのでは、早い打球点をとらえるのは無理です。ボールが上昇するスピードよりも速くラケットを突っ込んでいかなければ上昇期にボールに接触させるのは物理的に不可能です。つまり、ボールの上昇期に打球してストップするには、スイングスピードを高める必要があります。
この問題は、横上回転のサービスに対してうまくストップができないこととも密接に関連しています。ストップのスイングスピードを高めなければ横上回転を下回転や横下回転で止めることはできません。
意識としては、柔らかく止めるというのでは無理で、攻撃的にガッツンとツッツキをする感じです。もちろん、長いツッツキもありますが、それで短くツッツくイメージでやれば早い打球点でのストップが可能なような気がしました。
水谷選手のストップは本当に柔らかいですが、本当に難しいです。このイメージでのストップができないのであれば、スイングスピードを高めて、かつ、薄く切って止める感じで練習しようと思います。もともと、蒋澎龍のラケットを縦に入れるストップは真似したいと思っていました。でも、今回のストップは、まさにスイングをするストップです。

ここのところ、時間を見つけてランニングや腹筋運動をやってます。
スマッシュミスの減少が目的です。

先日のゲーム練習で、自分の動きに変化が出てきたような印象を持ちました。特に回り込みがスムーズになって、動ける範囲が大きくなりました。3球目のチャンスボールをオールフォアで待てるような雰囲気が出てきて、ツッツキのレシーブに対する攻撃力が向上したような感じがします。今度は、相手のフリックレシーブも狙ったり、ロングサービスからフォアハンド攻撃を狙ったりしてみようと思います。これまでは、無理しないでいったんバックショートで押し込んで、その後ラリーに持ち込む展開が多かったのですが、もう少しアグレッシブにできるかな、と思います。

某サイトで、木村興治前専務理事の技術解説があり、腹筋を鍛えることがフットワークとスマッシュを支えるとの記述がありました。それで、週に3回くらいを目処にトレーニングしています。腹筋運動は、最初は20回程度、その後30回、40回、と増やしていって、今は60回できるくらいになりました。ランニングも、1キロ5分のペースで4キロくらいは走れます。もっとできると思いますが、ひざへの負担を考えて無理しないようにしています。
腹筋の効能は、びっくりです。踏み込んだ瞬間に両足が宙に浮いた感覚がありました。これは新感覚でした。年だからとあきらめず、遅ればせながらトレーニングがんばろうと思います。実際、効能があることが確認できるので、腹筋運動は病みつきになりそうです。

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